忍田村(読み)おしだむら

日本歴史地名大系 「忍田村」の解説

忍田村
おしだむら

[現在地名]芸濃町忍田

椋本むくもと村の西、安濃あのう川の左岸に立地する。北にしろ山や殿との(一六九・五メートル)などの小丘陵を負い、南は安濃川に臨む。康平五年(一〇六二)五月一三日の伊勢国四天王寺領坪付(同寺蔵)に「在伊勢国安濃郡(中略)廿二条一忍田里(中略)廿三条一忍田里(下略)」と現れる。寛元二年(一二四四)の溝淵大明神造営棟札(美濃夜神社蔵)に「忍田村地頭殿 紀宗□□」、文永七年(一二七〇)の同社蔵の棟札写にも「一村 忍田地頭 馬一疋」とともに忍田村の名があり、「神鳳鈔」にも「忍田為光六丁」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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