志士仁人は生を求めて以て仁を害することなし(読み)ししじんじんはせいをもとめてもってじんをがいすることなし

精選版 日本国語大辞典 の解説

しし【志士】 仁人(じんじん)は生(せい)を求(もと)めて以(もっ)て仁(じん)を害(がい)することなし

  1. ( 「論語‐衛霊公」の「子曰、志士仁人無生以害一レ仁。有身以成一レ仁」から ) 志士や仁者は、自分生存のために、博愛の徳にそむくようなことはしない。自分の生命を捨てても、人道をまっとうするものである。
    1. [初出の実例]「志士仁人無生以害一レ(シジジンじんハせいヲもとメテもっテじんヲがいスルコトなシ)、有身為一レ仁といへり」(出典太平記(14C後)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む