志士仁人は生を求めて以て仁を害することなし(読み)ししじんじんはせいをもとめてもってじんをがいすることなし

精選版 日本国語大辞典 の解説

しし【志士】 仁人(じんじん)は生(せい)を求(もと)めて以(もっ)て仁(じん)を害(がい)することなし

(「論語‐衛霊公」の「子曰、志士仁人無生以害一レ仁。有身以成一レ仁」から) 志士や仁者は、自分生存のために、博愛の徳にそむくようなことはしない。自分の生命を捨てても、人道をまっとうするものである。
太平記(14C後)四「志士仁人無生以害一レ(シジジンじんハせいヲもとメテもっテじんヲがいスルコトなシ)、有身為一レ仁といへり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android