志士仁人は生を求めて以て仁を害することなし(読み)ししじんじんはせいをもとめてもってじんをがいすることなし

精選版 日本国語大辞典 の解説

しし【志士】 仁人(じんじん)は生(せい)を求(もと)めて以(もっ)て仁(じん)を害(がい)することなし

  1. ( 「論語‐衛霊公」の「子曰、志士仁人無生以害一レ仁。有身以成一レ仁」から ) 志士や仁者は、自分生存のために、博愛の徳にそむくようなことはしない。自分の生命を捨てても、人道をまっとうするものである。
    1. [初出の実例]「志士仁人無生以害一レ(シジジンじんハせいヲもとメテもっテじんヲがいスルコトなシ)、有身為一レ仁といへり」(出典太平記(14C後)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android