志戸平(読み)しどだいら

改訂新版 世界大百科事典 「志戸平」の意味・わかりやすい解説

志戸平[温泉] (しどだいら)

岩手県中部,花巻市湯口にある温泉。東北本線花巻駅の西方約15km,同駅よりバスの便がある。北上川の支流豊沢川の清流に臨み,秋には松倉山の紅葉が美しい。蝦夷征討の際に坂上田村麻呂矢傷をいやしたという伝説がある。現在は花巻温泉郷の一つとして,温泉プール,千人風呂,遊園地(現在は閉園)などを備えた家族行楽客向けの温泉となっている。単純泉で,泉温は50~81℃。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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