志立鉄次郎(読み)シダチ テツジロウ

20世紀日本人名事典 「志立鉄次郎」の解説

志立 鉄次郎
シダチ テツジロウ

明治〜昭和期の銀行家 日本興業銀行総裁。



生年
慶応3年(1867年)

没年
昭和21(1946)年3月16日

出生地
出雲国(島根県)

学歴〔年〕
東京帝国大学法科大学経済学科卒

経歴
明治22年日本銀行に入行し、欧米に3年間留学したのち30年から西部支店長を務めた。その後、九州鉄道経理局長や住友銀行本店支配人など経済界の要職歴任。また「朝日新聞」経済部長としても活躍し、経済論などに健筆を揮った。大正2年日本興業銀行総裁に就任。昭和2年には日本代表としてジュネーブで開催された国際経済会議に出席した。青木徹二との共監修に「銀行信託講座」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「志立鉄次郎」の解説

志立鉄次郎 しだち-てつじろう

1867-1946 明治-昭和時代前期の銀行家。
慶応3年生まれ。日本銀行,九州鉄道,住友銀行勤務をへて,大正2年日本興業銀行総裁となる。昭和2年ジュネーブでひらかれた国際経済会議に日本代表として参加した。昭和21年3月16日死去。80歳。出雲(いずも)(島根県)出身。帝国大学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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