精選版 日本国語大辞典 「忘八」の意味・読み・例文・類語 わん‐ば【忘八・王八】 〘 名詞 〙 ( 中国語から )① ( 「仁義孝悌忠信廉恥」の八徳を忘れたものの意 ) 人をののしっていう語。人非人。また、わるがしこい者。ぼうはち。わんぱち。[初出の実例]「東国にて狡児をのりてわん八といへり。忘八の字なるべし。〈略〉此忘八の唐音わんはなり」(出典:随筆・隣女晤言(1802)二)② 遊女屋の主人。くつわ。ぼうはち。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「忘八」の読み・字形・画数・意味 【忘八】ぼう(ばう)はち 人を罵る語。〔余叢考、三十八、雑種畜生王八〕俗に人を罵(ののし)りて雜種と曰ひ、畜生と曰ひ、王と曰ふ。~人の小に、之れをと謂ふ。禮義恥、孝弟忠信の字をるるを謂ふなり。字通「忘」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報