応病与薬(読み)おうびょうよやく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「応病与薬」の意味・わかりやすい解説

応病与薬
おうびょうよやく

医者患者病気に応じて薬を与えるのを,仏が教えを受ける人間素質資性能力要求に応じて法を説くことにたとえたもの。仏を医者の王と呼ぶことは古くから行われ,『大般涅槃経』第 25には病を煩悩にたとえ,薬を法にたとえている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android