応答スペクトル(読み)おうとうスペクトル(その他表記)response spectrum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「応答スペクトル」の意味・わかりやすい解説

応答スペクトル
おうとうスペクトル
response spectrum

ある地震動地震波)によって 1質点・1自由度系の振動モデルがどのように応答するかを表したグラフ。一般に地震動は複雑で多様な周期成分を含む。一方建物は固有の周期(固有振動減衰振動)をもつ。そこで一つの固有周期をもった簡単な 1階建ての建物 を 1質点・1自由度系の振動モデルとして考え,異なった周期の建物を多数並べたところに,ある地震動を作用させる。そのときの建物の変位加速度などの最大応答値を求め,これらと周期との関係をグラフ化する。実際には地震動の観測記録から計算によってスペクトルを求める。地震動の特徴がわかるほか,地震動に対する建物の応答(ゆれ)が予測できるため,耐震設計などに利用される。

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関連語 三宅

最新 地学事典 「応答スペクトル」の解説

おうとうスペクトル
応答スペクトル

response spectrum

構造物が一次元の錘とバネで地面に繋がっていると仮定し,地震波を入力した際に,その錘が周期ごとに揺れる最大値をスペクトルとして記載したもの。建築基準法に対応する5%減衰絶対加速度スペクトルが最もよく使用される。これを角周波数で割った相対速度や相対変位の擬似応答スペクトルを,トリパタイト表示することも多い。一方,気象庁長周期地震動階級では,絶対速度応答スペクトルが使用されている。なお,米国では,相対変位応答スペクトルを計算してから角周波数をかけて擬似応答スペクトルが算出される。

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