日本歴史地名大系 「念仏城跡」の解説 念仏城跡ねんぶつじようあと 兵庫県:加東郡東条町念仏村念仏城跡[現在地名]東条町岡本東条谷に南から突き出た比高六〇メートルの尾根の端に築かれた戦国期の山城跡。城主とされる田尻氏は吉田(よしだ)本庄内時延(ときのぶ)名の地頭職を有していた。同氏一族として大和守盛実・小次郎盛忠・甲斐守忠行の名前が確認できる(文亀四年三月二一日「田尻盛実父子下地寄進状」清水寺文書)。忠行は三木合戦に別所氏にくみして敗死したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by