コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

念仏聖 ねんぶつひじり

1件 の用語解説(念仏聖の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

念仏聖
ねんぶつひじり

空也をその祖とし,中世民衆の間に念仏の功徳を説き,浄土信仰を広めていった一群の遊行者の総称。平安時代末法思想広がりと呼応して厭離穢土欣求浄土の思想が一般民衆にも強まったが,浄土に到達する手段として,それまで軽視されがちであった念仏を,だれにでもすぐ実践できる方法として説いて回った。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の念仏聖の言及

【隠者】より

…彼らは(ひじり),仙,行者などと呼ばれた。聖はもともと神秘的な霊力をもつと見られており,10世紀ころから浄土教の発展にともない,念仏聖が注目されるようになった。山岳信仰の行者も密教と結びついて活動した。…

【四天王寺】より

…《梁塵秘抄》に往生の聖地としてうたわれ,往生伝や《今昔物語集》などの説話に,往生を願う人びとや四天王寺での往生が記される。四天王寺は念仏聖の集まる地として知られ,熊野,高野山,磯長太子廟,善光寺とともにその拠点となり,彼らによって念仏と太子信仰が各地に広められた。融通念仏をはじめた良忍や法然,親鸞,一遍など鎌倉仏教の宗祖たちの参籠も伝えられ,四天王寺の信仰をさらに増幅させることとなる。…

【聖】より

…すなわち死霊の怨霊化をふせぎ,死霊から祖霊への昇華にはたらきかけ,また霊魂の行方を示し,付着した悪霊を除くなどの機能をもつことが聖の聖たるゆえんであり,仏教以前,仏教以後にあっても,これが聖の基本的な宗教機能であった。 仏教がさかんとなってからの聖を類型的にみると,山の修験聖と里の念仏聖とがあり,前者は呪術者,後者は葬祭者としての性格が濃い。治病・除災の修験聖と鎮魂葬祭の念仏聖との2類型が明確になるのは平安時代であるが,その原態は役角(えんのおづぬ)(役行者)と行基に代表されるように,すでに奈良時代にみられる。…

※「念仏聖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

念仏聖の関連キーワード空也念仏融通念仏宗馬の耳に念仏踊り念仏空也忌空也堂空也派夏念仏鉢叩き空也踊

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

念仏聖の関連情報