思い寄る(読み)オモイヨル

デジタル大辞泉 「思い寄る」の意味・読み・例文・類語

おもい‐よ・る〔おもひ‐〕【思い寄る】

[動ラ五(四)]
思い当たる。考えつく。「ここまでこじれるとは―・らなかった」
心が引かれる。好意をもつ。
「わがいとよく―・りぬべかりし事を」〈夕顔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思い寄る」の意味・読み・例文・類語

おもい‐よ・るおもひ‥【思寄】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ある考えをいだくようになる。また、ある気持になる。考え及ぶ。思い当たる。
    1. [初出の実例]「女、いとあさましとおもひよる気色を、男見てぞ」(出典:平中物語(965頃)三)
  3. 心がひかれる。好意をもつ。愛着を覚える。また、思いをかけて近寄る。
    1. [初出の実例]「思依(おもひより)見よりて物はあるものを一日の間も忘れて思へや」(出典万葉集(8C後)一一・二四〇四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む