思い知る(読み)オモイシル

デジタル大辞泉 「思い知る」の意味・読み・例文・類語

おもい‐し・る〔おもひ‐〕【思い知る】

[動ラ五(四)]ある物事を身に染みて理解する。なるほどと悟る。「火事の恐ろしさを―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思い知る」の意味・読み・例文・類語

おもい‐し・るおもひ‥【思知】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 物事の道理や趣などをわきまえ知る。なるほどと思い当てる。理解する。痛感する。悟る。
    1. [初出の実例]「散りぬればのちはあくたになる花を思しらずもまどふ蝶かな〈遍昭〉」(出典:古今和歌集(905‐914)物名・四三五)
    2. 「子持ちてこそ、親の志はおもひ知(しる)なれ」(出典徒然草(1331頃)一四二)

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