思い零る(読み)おもいこぼる

精選版 日本国語大辞典 「思い零る」の意味・読み・例文・類語

おもい‐こぼ・るおもひ‥【思零】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 思いがあふれて、表情動作にあらわれる。心配などが外にあらわれる。
    1. [初出の実例]「顔にもみぢや照手の姫しばし詞は無かりしが、思ひこぼれてつつと寄り」(出典:浄瑠璃・当流小栗判官(1714頃)一)

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