精選版 日本国語大辞典 「思し分く」の意味・読み・例文・類語 おぼし‐わ・く【思分】 [ 1 ] 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ( 「おもいわく(思分)[ 一 ]」の尊敬語 ) 物事に対して適当な理解や判断をなさる。また、違いなどを見分けなさる。分別、また識別をなさる。[初出の実例]「頭の中将とひとし碁なり。なおぼしわきそ」(出典:枕草子(10C終)一六一)[ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ( 「おもいわく(思分)[ 二 ]」の尊敬語 ) [ 一 ]に同じ。[初出の実例]「六条院の御ため、紫の上など皆おぼしわけつつ、御経仏など供養せさせ給ひて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蜻蛉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例