思し慰む(読み)おぼしなぐさむ

精選版 日本国語大辞典 「思し慰む」の意味・読み・例文・類語

おぼし‐なぐさ・む【思慰】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 ( 「おもいなぐさむ(思慰)[ 一 ]」の尊敬語 ) いやな気持が消えてお心がはればれなさる。
    1. [初出の実例]「二条院のひめ君は、ほどふるままにおぼしなぐさむ折なし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)須磨)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 ( 「おもいなぐさむ(思慰)[ 二 ]」の尊敬語 ) いやな気持をやわらげなさる。自分のお心をはらされる。
    1. [初出の実例]「わが君、心強くおぼしなぐさめよ」(出典:落窪物語(10C後)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む