デジタル大辞泉 「思ひ思ふ」の意味・読み・例文・類語 おもい‐おも・う〔おもひおもふ〕【思ひ思ふ】 [動ハ四]1 深く思う。思い続ける。「更に部屋の戸あかず、わびしと―・ふ」〈落窪・二〉2 互いに思い合う。「―・うたその仲を」〈人・辰巳園・初〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「思ひ思ふ」の意味・読み・例文・類語 おもい‐おも・うおもひおもふ【思思】 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙① 深く思いつめる。思いつづける。[初出の実例]「あこぎいかでこの御文奉らんと、握り持ちて思ひありくに、更に部屋の戸あかず、わびしと思ひ思ふ」(出典:落窪物語(10C後)二)② 互いに思いあう。相思相愛である。[初出の実例]「よしやよし親子をも、思ひ思はぬ中ならば」(出典:大観本謡曲・橋弁慶(1550頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例