精選版 日本国語大辞典 「思事言わねば腹ふくる」の意味・読み・例文・類語 おもう【思】 事(こと)言(い)わねば腹(はら)ふくる 心に思っていることを言わないでいるのは、腹の中に物がつかえているようで、気持が落ち着かないものだ。おぼしき事言わねば腹ふくる。[初出の実例]「喋べるまいとは思ひましたが、我思(オモ)ふ事言はで過(ス)ぎなば、腹(ハラ)ふくるる古言のならひ」(出典:歌舞伎・水天宮利生深川(筆売幸兵衛)(1885)三幕) おぼしき【思】 事(こと)言(い)わねば腹(はら)ふくる =おもう(思)事言わねば腹ふくる[初出の実例]「おぼしきこといはぬは、げにぞはらふくるる心地しける」(出典:大鏡(12C前)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例