急霰(読み)キュウサン

デジタル大辞泉 「急霰」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐さん〔キフ‐〕【急×霰】

にわかに降ってくるあられ。また、その音。「急霰のような拍手 冬》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「急霰」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐さんキフ‥【急霰】

  1. 〘 名詞 〙 急に降るあられ。また、その降ってくる音。
    1. [初出の実例]「『ヒャヒャア!』と群集は狂人のやうに叫び、急霰(キフサン)の如き拍手一時に来る」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵〉矮人巨人)
    2. [その他の文献]〔戴良‐和沈休文双渓八詠詩・其四〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android