日本歴史地名大系 「性乗寺」の解説 性乗寺しようじようじ 長野県:長野市岩草村性乗寺[現在地名]長野市七二会 岩草曹洞宗。冨景山と号し、本尊は釈迦如来。創建の年代は明らかでないが、もと善蔵(ぜんぞう)寺と称し、春日家の崇敬を受け、岩草(いわくさ)の南小坂の地にあったと伝える。天正一一年(一五八三)再建がなり、大沢寺八世南室正頓を請じて開山とした(長野県町村誌)。慶長九年(一六〇四)松代城主松平忠輝は、同寺に「性乗寺之山林、如前々叨剪取間敷候、押而きりとるものあらハ、此方江御越可被成候、籠者可申付候、已上」(続旧記集)と禁制を掲げ、翌九年八月「御寺領四石ハ、御門前手作分ニ而可有御収納候、為其一筆進候」(同書)と四石の寺領を付与。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by