怪力乱神を語らず(読み)かいりょくらんしんをかたらず

故事成語を知る辞典 「怪力乱神を語らず」の解説

怪力乱神を語らず

怪しげなこと、不確かなことは口にしない、ということ。

[使用例] 世に不思議だの、妖怪だのと云うものがあろうとは思っていない。怪力乱神を語らずとは、孔子も説いている[岡本綺堂*白蝶怪|1939]

[由来] 「論語じゅつ」の一節から。「子は怪力乱神を語らず(孔子は、怪しげなこと、力をたのむこと、世を乱すようなこと、鬼神に関することについては語ろうとはしない)」とあります。

[解説] 「怪力」は「かいりき」とも読みますが、「かいりょく」と読むのが伝統です。

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