恒常法(読み)こうじょうほう(その他表記)constant method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「恒常法」の意味・わかりやすい解説

恒常法
こうじょうほう
constant method

測定や等価刺激を求めるのに用いられる精神測定法の一つ。一定数の刺激対象を単独ランダムな順に多数回提示し,その存否の判断を求めたり (閾測定の場合) ,一定数の比較刺激を用意し,標準刺激と対にして,ランダムな順序で多数回提示して,その大小 (長短あるいは軽重) の判断を行わせたりする (等価刺激測定の場合) 。判断の形式は以上のような2件法のほか,3件法 (たとえば,「大」「不明」「小」のような) を用いることも多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む