恒順衆生(読み)こうじゅんしゅじょう

精選版 日本国語大辞典 「恒順衆生」の意味・読み・例文・類語

こうじゅん‐しゅじょう‥シュジャウ【恒順衆生】

  1. 〘 名詞 〙 仏語普賢菩薩の十願の一つ。つねに衆生差別に応じて、これを供養し、恵みを与え、衆生に順(したが)うという誓い。
    1. [初出の実例]「わが御心地に尊く、悲しとも世の常なりや。かうずん衆生の御願ひ、いとど頼もしう」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)二)
    2. [その他の文献]〔四十華厳経‐四〇〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android