恩間村(読み)おんまむら

日本歴史地名大系 「恩間村」の解説

恩間村
おんまむら

[現在地名]越谷市恩間・恩間新田おんましんでん

大竹おおたけ村の東から北にかけて位置し、北西に持添新田の恩間新田が広がる。集落袋山ふくろやま村を迂回した荒川(元荒川)旧河道の幾条もの自然堤防上に連なる。地名は本来忍間と記され、荒川押回しの地から名付けられたと伝え、いつしか恩間の字があてられるようになったという。田園簿・元禄郷帳・「風土記稿」には忍間とあり、天保郷帳は恩間とする。嘉暦元年(一三二六)一〇月三日の下河辺庄新方検見帳(金沢文庫文書)にみえる「おまの分」(現作田八町四反余)当地に比定する説がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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