精選版 日本国語大辞典 「息衝」の意味・読み・例文・類語
いき‐づかし【息衝】
いき‐づき【息衝】
- 〘 名詞 〙
- ① 呼吸。
- [初出の実例]「静吾は自然に早穂子の息づきに足を合せて行った」(出典:遠い日の海(1972)〈高井有一〉終章)
- ② 太く息をつくこと。はげしく息をつくこと。
- [初出の実例]「喘 イキツキ」(出典:観智院本名義抄(1241))
いきづくし【息衝】
- 〘 形容詞シク活用 〙 「いきづかし」の上代東国方言。
- [初出の実例]「我が行きの伊伎都久之可(イキヅクシカ)ば足柄の峰這(は)ほ雲を見とと偲はね」(出典:万葉集(8C後)二〇・四四二一)