最新 地学事典 「恵庭火山」の解説
えにわかざん
恵庭火山
Eniwa volcano
北海道札幌市南方の支笏湖北西岸にある後支笏カルデラの火山。気象庁の活火山名は恵庭岳。標高1,320m, 基底直径5km, 比高約900m。更新世末期(約1.7万年前)のプリニアン噴火でEn-a降下軽石が東方に堆積,その後厚い溶岩流・溶岩円頂丘が噴出して急峻な山体を形成した。北西麓ではカルデラ壁との間にオコタンペ湖をせき止める。噴出物は輝石安山岩~デイサイト。山頂火口(直径500m×700m)の底で噴気中。最後のマグマ活動は約2,000年前に停止。噴火記録はないが,17世紀初頭の水蒸気爆発で山頂火口が開き,岩屑なだれが支笏湖に流入。その後150年間に少なくとも2回の水蒸気噴火が発生。
執筆者:勝井 義雄・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

