精選版 日本国語大辞典 の解説 ことごとく【悉く・尽く】 書(しょ)を信(しん)ずれば書(しょ)なきに如(し)かず ( 「孟子‐尽心下」に「書経」をさして「尽信レ書則不レ如レ無レ書、吾於二武成一取二二三策一而已矣」と述べているのによる ) 書物を読んでも、批判の目がなくて丸のみするようならば、かえって書物を読まないほうがよい。[初出の実例]「我一宗の祖師たちも、あまた書物をあらわされましたが、悉く書を信ぜば、書なきにはしかじと申て、かならずあてにはなされますな」(出典:洒落本・無頼通説法(1779)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例