悔坊(読み)くやしんぼう

精選版 日本国語大辞典 「悔坊」の意味・読み・例文・類語

くやしん‐ぼう ‥バウ【悔坊】

〘名〙 (「ぼう」は、相手の人に対する親しみ、または、あざけりの気持を表わす接尾語)
① うまくゆかなかったことを、いつまでも残念がる性質の人。くやしがりや。くやしんぼ
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)三「あの親仁めがくやしんぼうで」
② (形動) くやしいこと。くやしく思うあまりに分別を失うこと。くやしまぎれ。また、くやしいさま。いまいましいさま。くやしんぼ。
洒落本・客衆肝照子(1786)きほひはだ「又ぬかるみへふんごんだ。おきやァがれくやしんぼう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android