悪功(読み)ワルゴウ

精選版 日本国語大辞典 「悪功」の意味・読み・例文・類語

わる‐ごう【悪功】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 悪事に年功を積んでいること。悪達者であること。多く、「悪功が入る」の形で用いられる。
    1. [初出の実例]「大暑は六月のいりこがす所なにあついはわるい。わる功の入た吏官の如なぞ」(出典:玉塵抄(1563)三)
  3. ( 形動 ) ( 「わるてんごう(悪━)」の変化した語か ) わるふざけ。悪い冗談。たちのよくないいたずら。
    1. [初出の実例]「気遣なしに、帯とけと、ひとつも口をあかせず、わるこう有程つくして物しける」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む