デジタル大辞泉 「大暑」の意味・読み・例文・類語 たい‐しょ【大暑】 1 厳しい暑さ。極暑。酷暑。「記録的な大暑」2 二十四節気の一。7月23日ごろ。一年のうちで、最も暑い時期。《季 夏》「念力のゆるめば死ぬる―かな/鬼城」[類語]猛暑・暑気・酷暑・極暑・激暑・厳暑・炎暑・暑さ・暑熱・炎熱・酷熱・温気・向暑・残暑・焦熱・極熱・灼熱しゃくねつ・暑い・蒸し暑い・暑苦しい・焼け付く・蒸す・いきれ・人いきれ・草いきれ・むんむん・むしむしする・むっと・熱気・蒸れる・火照ほてる・暑中・炎天・油照り・日照り・日盛り・かんかん照り・じっとり・じとじと・じめつく・うだる・湿潤・多湿 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「大暑」の意味・読み・例文・類語 たい‐しょ【大暑】 〘 名詞 〙① はげしい夏の暑さ。夏のきびしい暑さ。酷暑。極暑。烈暑。[初出の実例]「大暑鑠レ膚、揮レ汗作レ雨」(出典:蕉堅藁(1403)題玉畹外史扇)「何か当年は格別の大暑にて」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)三上)[その他の文献]〔山海経‐大荒西経〕② 二十四節気の一つ。太陽の黄経が一二〇度のときをいう。陰暦では六月中旬、新暦では七月二三、四日頃で、気候的にも梅雨明け後の、もっとも暑気のはげしい頃にあたる。《 季語・夏 》[初出の実例]「起二大暑八日一至二十五日一」(出典:延喜式(927)一六)[その他の文献]〔管子‐幼宮〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「大暑」の意味・わかりやすい解説 大暑たいしょ 二十四節気の一つ。陰暦6月の節。夏至(げし)から約1か月後で、新暦では7月23日にあたっている。8月8日ころの立秋までの大暑の期間は、一年中でもっとも気温の高い季節にあたる。大暑の前半は「梅雨(つゆ)明け10日」の夏型の安定した天候の場合が多いが、後半になると、年によって暑さが厳しい場合と、早く秋風がたって比較的涼しくなる場合とがある。アブラゼミが鳴き、トンボが飛び交い、サルスベリ、ナデシコなどの夏の花が盛りの季節でもある。[根本順吉][参照項目] | 二十四節気 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大暑」の意味・わかりやすい解説 大暑たいしょ 二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の6月中 (6月後半) のことで,太陽の黄経が 120°に達した日 (太陽暦の7月 23日か 24日) に始り,立秋 (8月7日か8日) の前日までの約 15日間であるが,現行暦ではこの期間の第1日目をさす。気候的には日照りが続く酷暑の候であって,昔中国ではこれをさらに5日を一候とする三候 (腐草為蛍,土潤溽暑,大雨時行) に区分した。ほたるが飛び,じめじめして蒸し暑く,ときには大雨の降る時期の意味である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本文化いろは事典 「大暑」の解説 大暑 7月23日頃 大暑とは、暑さが最も厳しくなるという意味です。厳しい暑さにより、夏の到来を強く感じます。農家にとっては田の草取り、害虫駆除など暑い中での農作業が辛い節目の日です。またこの時期は、蒸し暑さに襲われることで体力の消耗が激しくなるため、夏バテ防止のために精力のつくウナギを食べる習慣があります。 出典 シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について 情報