悪路神(読み)あくろじん

精選版 日本国語大辞典 「悪路神」の意味・読み・例文・類語

あく‐ろじん【悪路神】

  1. 〘 名詞 〙 通過する途中で、行き会う人に害を加えようとする無縁悪霊。伊勢国間弓村唐子谷の辺にいたという。
    1. [初出の実例]「悪路神(アクロジン)の火と号(なづ)けて、雨夜には殊に多く燃て、挑灯(てうちん)のごとくに往来す」(出典随筆・閑窓瑣談(1841)三四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android