悪銀(読み)アクギン

デジタル大辞泉 「悪銀」の意味・読み・例文・類語

あく‐ぎん【悪銀】

多量の銅を混ぜた品質の悪い銀貨。また、偽金にせがね。わるがね。
「三匁五分の豆板―」〈浮・永代蔵・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「悪銀」の意味・読み・例文・類語

あく‐ぎん【悪銀】

  1. 〘 名詞 〙 品質の粗悪な銀貨。銅を多量に混ぜたもの、量目不足のもの、変形のものなどがある。また、にせがねのことをもいう。わるがね。
    1. [初出の実例]「先程の利銀の内三匁五分の豆板悪銀(アクギン)と出しける」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)五)

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