豆板(読み)マメイタ

デジタル大辞泉 「豆板」の意味・読み・例文・類語

まめ‐いた【豆板】

った大豆や煮た小豆あずきなどを、溶かした砂糖で平たく固めた菓子
豆板銀」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「豆板」の意味・読み・例文・類語

まめ‐いた【豆板】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まめいたぎん(豆板銀)」の略。
    1. [初出の実例]「大黒の絵やありありとうつすらし 正真かとぞおもふまめいた〈宗俊〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)四)
  3. 菓子の一種。とかした砂糖にいり豆をまぜ、丸形や角形に平たく固めたもの。
    1. [初出の実例]「豆板を一枚とか、薄荷糖をひとつとか買って」(出典:巷談本牧亭(1964)〈安藤鶴夫〉女あるじ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「豆板」の解説

まめいた【豆板】

和菓子の一種。あずき・大豆などの豆をいり、砂糖みつや餅(もち)などに混ぜて、平たく小さな円形四角形に固めたもの。京都石川金沢のものが知られる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

百科事典マイペディア 「豆板」の意味・わかりやすい解説

豆板【まめいた】

豆を入れた砂糖菓子ダイズアズキ,インゲンなどを炒(い)ったり砂糖煮したものを,溶かした砂糖にまぜ,平たく固めたもの。京都のものが有名。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android