かなし‐が・る【悲がる・哀がる・愛がる】
- ( 形容詞「かなしい」の語幹に接尾語「がる」の付いたもの )
- [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 悲しいと思う気持を態度に表わす。
- [初出の実例]「今日はまして母のかなしがらるることは、下りし時の人の数たらねば」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月一一日)
- [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 愛 ) いとおしく思う気持を態度に表わす。
- [初出の実例]「にくげなるちごを、おのが心地のかなしきままに、うつくしみ、かなしがり」(出典:枕草子(10C終)九六)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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