悲智(読み)ひち

精選版 日本国語大辞典 「悲智」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ち【悲智】

  1. 〘 名詞 〙 仏語慈悲智慧衆生に対する仏菩薩の、いつくしみあわれむはたらきと智慧のはたらき。〔性霊集‐一〇(1079)〕
    1. [初出の実例]「僧も俗も仁義を守り、悲智(ヒチ)を具して」(出典:米沢本沙石集(1283)一〇末)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む