情報美学(読み)じょうほうびがく(その他表記)Informationsästhetik

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「情報美学」の意味・わかりやすい解説

情報美学
じょうほうびがく
Informationsästhetik

伝達美学 Kommunikationsästhetikとも呼ばれる。芸術表現を,芸術家から作品を介して享受者に独創性をもつ情報が送られる一種の情報伝達現象とみなし,芸術創造,作品,享受の三面にわたって統計的な情報理論的手法を用いて客観的な法則を得ようとする美学。従来のバーコフ流の素朴な数理主義をこえている点,モデル形成による実験を可能にしている点 (この点でサイバネティクスときわめて近い関係にある) で注目されるが,実験,計測重点がおかれるため,重要な概念がなかば無反省に用いられている点は,この傾向の美学に共通する弱点である。代表的な学者に,M.ベンゼ,J.ヤングブラッドらがいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む