享受(読み)キョウジュ

デジタル大辞泉 「享受」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じゅ〔キヤウ‐〕【享受】

[名](スル)受け入れて自分のものとすること。受け入れて、味わい楽しむこと。「自由を享受する」「テレビ恩恵享受している」
[類語]快楽歓楽享楽悦楽逸楽謳歌淫楽楽しむ興ずる堪能たんのう満喫エンジョイ興がる・興を添える・興趣が募る・興に入る興に乗る歓を尽くす感興安逸交歓合歓

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精選版 日本国語大辞典 「享受」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じゅキャウ‥【享受】

  1. 〘 名詞 〙 与えられた、ある物事を受けおさめること。多く精神的、物質的な利益を受けて、それを味わい楽しむことにいう。
    1. [初出の実例]「人数の群居するは互に有無を交易して快楽を享受すべき為めなるに」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐樊英伝〕

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普及版 字通 「享受」の読み・字形・画数・意味

【享受】きよう(きやう)じゆ

うける。〔後漢書、梁商伝〕吾(われ)不を以て多を享受す。生きては以てに輔する無く、死して必ず帑臧(どざう)(内府の備畜)を費(かうひ)(消費)せん。~氣ゆるの後、~殯斂(ひんれん)するに、~皆故衣を以てせよ。

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