惚れた腫れたは当座の内(読み)ほれたはれたはとうざのうち

ことわざを知る辞典 「惚れた腫れたは当座の内」の解説

惚れた腫れたは当座の内

ほれたりほれられたり、男女が互いに夢中になる時期は、恋愛中や新婚うちだけで、やがて熱はさめる。長い人生のなかで恋が燃え上がるのは短い期間で、実生活のなかでしだいに所帯じみてくる。また、人の気持ちの移ろいやすさをいう。

[解説] 「腫れた」は、「ほれた」と語呂を合わせたもので、少しおどけて、恋愛はふつうの状態ではなく、当人同士の勝手というニュアンスを添えるものでしょう。なお、腫れ物も当人はとても気にかかるが、いつの間にか引いてしまうことが多いのもたしかです。後者ととる場合も、恋愛とは異次元の腫れを持ち出して、冷やかしぎみにみる姿勢は変わりません。

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