愁いごかし(読み)うれいごかし

精選版 日本国語大辞典 「愁いごかし」の意味・読み・例文・類語

うれい‐ごかしうれひ‥【愁ごかし】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごかし」は、「こかす」の連用形名詞化した「こかし」の変化したもので、策略を用いて人を倒す、欺くことの意 ) うれいや嘆きの様子で、あわれっぽく持ちかけ、人をだましたり、同情をひいたりすること。
    1. [初出の実例]「例の習ひの涙をこぼし、『ようござんす、私さへ死ぬればよいもの』といふ、てっきり患(ウレイ)ごかしであらふ」(出典浮世草子傾城禁短気(1711)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む