愛本新遺跡（読み）あいもとしんいせき

日本歴史地名大系 「愛本新遺跡」の解説

愛本新遺跡
あいもとしんいせき

[現在地名]宇奈月町愛本新

黒部川右岸の舟見野（ふなみの）台地の西縁、俗に牛が首（うしがくび）と称する小さく舌状に突き出している標高一二五メートルの段丘上に営まれた、縄文時代中期から晩期にわたる集落遺跡。南北二〇〇メートル・東西一七〇メートルに広がる。大正初期には採集できる遺物が多い遺跡として知られていた。昭和四五年（一九七〇）圃場整備事業に先立ち発掘調査が行われている。完形の深鉢土器が埋込まれた複式炉など後期の石組炉が三基、河原礫を直径一・五メートルの円盤状に積上げたもの七基の遺構が検出された。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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