化学辞典 第2版 「感熱剤」の解説
感熱剤
カンネツザイ
heat sensitizing agent
ラテックスに配合され,ある特定の温度で急速にゲル化を起こさせる薬剤をいい,感熱凝固剤ともいう.感熱剤を配合したラテックスをとくに感熱ラテックスといい,浸漬やキャスティングによる加工,フォームラバーの製造に使われる.感熱剤として,亜鉛-アンモニウム錯塩,硫酸アンモニウム,硫酸カルシウム,鉛およびマグネシウムの塩,トリプシン酵素などがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報