慌さ(読み)あわただしさ

精選版 日本国語大辞典 「慌さ」の意味・読み・例文・類語

あわただし‐さ【慌さ】

〘名〙 (古くは「あわたたしさ」。形容詞「あわただしい」の語幹接尾語「さ」の付いたもの) あわただしいこと。また、その度合
源氏(1001‐14頃)須磨継母(ままはは)の北の方などの、にはかなりしさいはひのあわたたしさ」
破戒(1906)〈島崎藤村二一非難を受けまいと思へば思ふほど、心の匆惶(アワタダ)しさは一通りでない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android