日本歴史地名大系 「慍湯」の解説 慍湯いかりのゆ 大分県:日田郡天瀬町湯山村慍湯「豊後国風土記」によれば天武天皇七年(六七八)の地震の際に、五馬(いつま)山の一峡谷が崩落し、「慍れる湯の泉、処々より出ず。湯気、熾りに熱く、飯を炊くに早く熟す。但し一処の湯は、その穴、井に似たり。口径(くちのわたり)は丈に余り、深浅を知ることなし。水の色は紺の如く、常には流れず。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報