日本歴史地名大系 「天瀬町」の解説 天瀬町あまがせまち 大分県:日田郡天瀬町面積:一〇一・八三平方キロ現郡域の北東部に位置し、北は日田市、西は大山(おおやま)町、東は玖珠(くす)郡玖珠町、南は熊本県阿蘇郡小国(おぐに)町と接する。玖珠郡から西流する玖珠川は町域北部の中ほどで北流し日田市に向かうが、同川沿いにJR久大本線および国道二一〇号が通る。南西端を杖立(つえたて)川(下流は大山川・筑後川)が流れ、同川沿いに国道二一二号が通り、大山町などと結ばれる。南東部は亀石(かめいし)山(九四二・六メートル)・湯(ゆ)ノ見(み)岳(七四〇・五メートル)などの山がそびえる。南部の五馬(いつま)台地は「豊後国風土記」にみえる五馬山とされ、中世には玖珠川左岸に五馬庄が成立している。近世には天保郷帳に一四村記載されるが、日田代官は五馬台地の村々を奥五馬筋、この北西部の女子畑(おなごはた)台地の諸村を口五馬筋とし、玖珠川右岸の馬原(まばる)は城内筋として編入した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by