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慢性関節リウマチ まんせいかんせつリウマチrheumatoid arthritis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

慢性関節リウマチ
まんせいかんせつリウマチ
rheumatoid arthritis

リウマチ様関節炎ともいう。全身結合組織の進行性炎症で,おもに関節を侵す疾患。膠原病の一種。 20~50歳代の女性に多く,男性の3倍も罹患する。原因は抗原抗体反応による自己免疫説が有力であるが,まだ解明されていない。症状は,朝の手指のこわばり,関節の対称性腫脹,関節の長く続く運動痛,皮下結節などが特徴的で,経過は自然治癒するものから,進行性で寝たきりとなるものまで,いろいろある。治療には,アスピリンインドメタシン,金製剤などの投与のほか,D-ペニシラミンなどの寛解導入薬による内科的治療,症例によっては滑膜切除術関節形成術人工関節置換術などの手術,温熱や運動,装具,補助具などによるリハビリテーション治療を病状,病期を考慮して組合せる。

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世界大百科事典内の慢性関節リウマチの言及

【関節リウマチ】より

…リウマチ性疾患の一つで,関節炎があちこちの関節におこり,進行して慢性化するため,慢性関節リウマチrheumatoid arthritis,または多発性関節リウマチとも呼ばれる。運動器の中心である関節のほか,約25%の患者には,皮下組織,腱鞘,筋肉,肺,脾臓,リンパ節,心臓,血管,眼など,関節外の組織にもリウマチ性の炎症がみられる。…

【膠原病】より

…1941年にクレンペラーP.Klempererが提唱した疾患。病理学的に結合組織にフィブリノイドfibrinoid変性がみられる疾患という定義がなされ,全身性エリテマトーデス,慢性関節リウマチ皮膚筋炎または多発筋炎,強皮症(全身性進行性硬化症),結節性動脈周囲炎,リウマチ熱の6疾患が代表的な膠原病とされた。その後,病理学的にもフィブリノイド変性という概念がきわめてあいまいなものであり,膠原繊維にのみ変化がおこるものではないところから,結合織疾患connective tissue diseaseとよぶほうが正しいとされ,国際的にはそのようによばれることが多い。…

【リウマチ】より

…したがって,膠原(こうげん)病,代謝性疾患,感染症などで,このような症状をもつ多くの疾患が含まれることになる。独立した疾患として慢性関節リウマチrheumatoid arthritis(RAと略す)が記載されたのは16世紀になってからである。現在,リウマチという名をもっている単独疾患は,慢性関節リウマチのほか,リウマチ熱rheumatic fever(RFと略す)とリウマチ性多発筋肉痛polymyalgia rheumatica(PRと略す)で,このうち慢性関節リウマチとリウマチ熱が俗にリウマチといわれ,とくに前者をさしていうことが多い。…

※「慢性関節リウマチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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