日本歴史地名大系 「慶佐次通信所」の解説
慶佐次通信所
げさしつうしんじよ
[現在地名]東村慶佐次
慶佐次集落の東方にある米海軍通信基地。二〇〇一年(平成一三年)三月現在の面積〇・〇一平方キロ、地主数は一人で、年間賃借料は公表されておらず、駐留軍従業員はいない。米軍の船舶および航空機への位置確認を行うためのロランC(新型広域電波航法システム)北西太平洋チェーンの従局基地で、一九五〇年(昭和二五年)に旧日本軍の通信所跡を利用して使用が開始された。施設内には高さ約二〇〇メートルの送信アンテナおよび高さ約一七メートルの受信アンテナなどがある。当初米軍はロランA(旧型広域電波航法システム)・ロランC業務を行い、慶佐次ロランA・C通信所と称していたが、日本復帰に伴い提供施設となったため現名称となった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報