憑の里(読み)たのめのさと

日本歴史地名大系 「憑の里」の解説

憑の里
たのめのさと

[現在地名]辰野町大字小野、塩尻市大字北小野

筑摩ちくま郡と伊那郡との境にある小野盆地を通称憑または頼母たのもの里という。「枕草子」の「里は」の段に「憑めの里」とあり、「夫木抄」にも

<資料は省略されています>

とある。天明三年(一七八三)五月二四日、この地を訪れた菅江真澄は「委寧能中路」に、

<資料は省略されています>

と記している。

また南北両村の氏神社で、信濃二宮と称されている小野・矢彦やひこ両社の祭をたのみの祭という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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