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憧らす(読み)アクガラス

デジタル大辞泉 「憧らす」の意味・読み・例文・類語

あくがら・す【憧らす】

[動サ四]
落ち着きを失わせる。心を浮き立たせる。
「心をそらに―・して」〈夜の寝覚・四〉
さまよわせる。
「煩はしげに思ひまつはす気色けしき見えましかば、かくも―・さざらまし」〈帚木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「憧らす」の意味・読み・例文・類語

あくがら・す【憧・憬】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「あくがれる」の他動詞形 )
  2. 流浪させる。さすらわせる。
    1. [初出の実例]「かくのみあくがらしはつるはいとあしきわざなり」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
  3. 美しいものなどが、人の心をひきつける。心の落ち着きをなくさせる。そわそわさせる。
    1. [初出の実例]「梅が香におどろかれつつ春の夜はやみこそ人はあくがらしけれ」(出典:和泉式部集(11C中)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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