精選版 日本国語大辞典 「懸崖に手を撒する」の意味・読み・例文・類語 けんがい【懸崖】 に 手(て)を撒(さっ)する ( がけから手をはなして身をおどらせる意から ) 勇気をふるいおこし、思い切って物事にあたる。[初出の実例]「這裡(しゃり)の消息を知らうと思へば矢張り懸崖に手を撒して、絶後に再び蘇へる底(てい)の気魄がなければ駄目だ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一一)[その他の文献]〔無門関〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例