日本歴史地名大系 「戊辰若松城下明細図」の解説 戊辰若松城下明細図ぼしんわかまつじようかめいさいず 八二×八二センチ成立 明治二八年初版発行、加藤長四郎編輯原本 会津鶴ヶ城文庫解説 若松城下は戊辰戦争の兵火で郭内(武家屋敷街)の全部と郭外(町人街)の三分の二を焼失したが、明治年間に会津藩の御用商人だった加藤長四郎が制作した幕末時の若松城下地図。藩の絵図師が作った絵図などを参考にして城郭の機構、城下町の町割、家臣団の邸宅、その個人名と食封まで詳細に作成した。本図は「明治三六年七月二版、明治三八年七月訂正印刷同年八月発行、定価参拾銭」とある。ほかに「蒲生若松城下明細全図・附録蘆名略図」「加藤保科両家旧城図」「松平氏城下図」「御本丸明細全図」があり、本図とともに五図制作されたものである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by