成屋村(読み)なりやーむら

日本歴史地名大系 「成屋村」の解説

成屋村
なりやーむら

[現在地名]竹富町西表いりおもて

内離うちぱなり島にあった西表いりむてい村の小村集落は島北岸に突き出たアラスコ崎南の小湾に面していたが、一九二〇年(大正九年)頃に廃絶したという。村は古くは船浮ふなうき湾東岸、西表いりおもて島の元成屋もとなりや崎付近にあった。正保国絵図も同湾奥に「なるや村」と記し、祖納すね村から元成屋崎までの海路を描いており、内離島は無人島とされている。両島絵図帳に「なりや村」とみえ、高二五石余で入表いりむてい間切に属した。また当村と内離島との間は三町、祖納村まで船路三〇町、船浮ふなき村まで船路一二町余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android