成島東一郎(読み)ナルシマ トウイチロウ

20世紀日本人名事典 「成島東一郎」の解説

成島 東一郎
ナルシマ トウイチロウ

昭和・平成期の映画監督,映画撮影監督 川喜多記念映画文化財団理事。



生年
大正14(1925)年11月19日

没年
平成5(1993)年10月8日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京物理学校(現・東京理科大学)卒

主な受賞名〔年〕
三浦賞〔昭和37年〕「秋津温泉」,日本映画技術賞〔昭和37年 38年〕「秋津温泉」「古都」,毎日映画コンクール撮影賞〔昭和38年〕「古都」,NHK映画賞,ブルーリボン賞技術賞〔昭和38年〕「古都」,芸術選奨新人賞〔昭和48年〕「青幻記」,ロンドン映画祭製作賞・監督賞

経歴
昭和22年松竹大船撮影所撮影部に入社、木下恵介師事。26年日本最初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」に撮影助手として参加。35年吉田喜重監督「ろくでなし」で撮影技師として独り立ち。40年フリーとなり、41年キャビネット・オブ・Nを設立、後進の育成にあたる。47年青幻記プロを設立し、自ら監督を担当。59年イマージュドエヌを設立。主な脚本・監督作品に「青幻記」「オイディプスの刃」、撮影作品に「秋津温泉」「古都」「心中天網島」「儀式」「暖春」「紀ノ川」「戦場メリークリスマス」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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